ぼけーと立ってると、

いつの間にか、授業が始まる何分か前だった


「おい!始まるぞ、すわれ~」


先生のおっきな声がみんなをうごかした


「はぃー国語の教科書だして」


国語かぁ。眠いなぁ


う?、国語?今日あったけ?!


忘れたよぉ!!


うみちゃん見してくれるかなぁ


でもうみちゃんの席は結構遠いから伝わんない


「おぃ。紫苑忘れたの?。馬鹿—!」


修が小さな声でいった


「ほら貸すよ」

「えっ。いいよ!修が見れないじゃん!」


「じゃー二人で見よっか?」


ええ?!は、恥ずかしいよ///


「せんせー。島田さんが忘れたそうなので教科書
 見せるんで机くっつけまーす」


ええ!!ちょっ。みんなの前で!!


「忘れたのか―?、次持って来いよ」

「は、はい!」


「修!ありがとう!でも声でかい!」

「何照れてんの?めっちゃ顔赤いけど」


えっわっ。もうやだー!!恥ずかしい!!


「照れてないモン!!。」

「照れてんじゃん」

「照れてないもん!」

「照れてんじゃん」


「お前表情豊かだなーさっき照れてると思ったら
 もう顔怒ってるし」

「お、おこってないもん」


嘘。そんな怒ってないよ。


そんな優しくされたら気にしちゃうじゃん


修のこと。