「また、会おうね」

 
  初恋は君でした。ずっと好きだったよ。



  「うゎ—――!!!!遅刻だよ遅刻!何で起こしてくんないのー!!」

  しまった。今日は高校の入学式。なのに・・初日から

  寝坊ー!!!




   高校1年生。私の名前は 島田紫苑。茶髪でセミロング、元々
 
   茶髪なんだけどだからか、みんなは私に最初はいい

   イメージを持たないんだ。

   だけど中学の時明るく声をかけてくれた、塚本うみこ。

   うみちゃんは、今でも第一の親友!!


   「しおんー!!馬鹿!やっぱり寝坊すると思った!」


    うみちゃんは、世話焼きですっごく頼りになる親友。

    長い黒髪に整った顔。うみちゃんは中学の時から

    モテる。モテすぎて嫉妬しちゃうくらいだよ!


    「うみちゃぁぁんッ」


    「ん、どした?」


    「彼氏ほしいなぁ////」


    「もう、あんたそれ10回目」


    「だってさッ、高校って青春じゃんっ!」


    「大丈夫よ、あんたが思ってるより紫苑はすっごくモテるんだから」


    「えー、うみちゃんに言われたくないっ」


    「あんた、中学の時何回告られたと思ってんの?」


    「忘れたっ!」



    「ちょっ、紫苑!ボケっとしてないで!!見てょ見てよ!!」


    「なになにーぃ、、、あっっっ!!!クラス一緒!!」


     やったっっ!!うみちゃんとずっと一緒なんて運命だッ!