それでも、お姉さんを思うと 胸を締め付けられるこの気持ちは 恋なんじゃないかって、そう思うんだ。 「そっか…。 朝比奈さんだって、こんな話 誰にでも話したいと思うことじゃない。 きっとお前の事、少しは思ってるんだと思う。」 その言葉で俺は顔を上げた。 お姉さんが、俺を…? 「今、朝比奈さんを救ってやれるのは お前しかいないと思う。 俺からのお願い。 頼むから、兄貴の為にも 朝比奈さんを助けてやってほしい。」