そりゃ来てるよね…。


あの柵は、彼の定位置のようになっていた。




ブランコへ向かって歩く。


私が遅れてくるのは初めてで
どんな顔して会えばいいのかわからない。




このまま、帰っちゃおうか。



彼が帰ってからまた来ればいいじゃない。

そしたら彼は明日から来なくなるかも。





ブランコへ向かっていた足が止まった。