『ねぇ、このひとたちはなんでボクらとちがうの~?』
子供の頃、親と一緒にテレビを見ていた時に映ったCMに強烈な印象を受けた事を今でも鮮明に覚えている。 金髪で青い目をした白い肌の家族3人が、全く聞いた事もない言語で楽しそうに会話しながら公園で遊んでいる幸せそうな姿。 初めて目にしたアメリカ人。
アニメ、ハンバーガーやシェイク、大きくなるにつれてアメリカに対する好奇心は忘れることなく常に自分の心のどこかにあり、『一体どんな国なのだろう』と、いつの日かそれが憧れへと変化していった。
高校は地元の工業高校へ進む。 今の時代とは違い、その当時の工業系の高校といえば『ろくでなし』が大勢いるという意味で常に県内でもトップクラス。 赤毛の髪に刺繍の入った超短ラン、極太ボンタン、そしてペラペラのカバン。
学校へはお気に入りの『BOOWY』の曲を聴きながら自転車通学。 同じニオイのする他校の生徒とすれ違い様に目と目が合えば、通勤ラッシュの街のド真ん中であろうといきなり殴り合いの喧嘩。 真面目に勉強しているヤツなどごく一部で、大半が雑誌を読んでいるか音楽を聴いているか、寝ているかだ。
皆のタバコの煙で真っ白になる休み時間の教室。 先生が注意しに来ようものならブチ切れた連れらがボコボコに殴り回す。 仲間が他校にやられたと聞けば、主力の奴らがすぐに集まり殴り込みに行く。 時には武勇伝を作る為チンピラ相手に喧嘩した事もあった。 工業系だけあって鉄パイプなどの工具など、武器には困らなかった。 部活にも一応入っていたが、進級・卒業する為だけの理由。
夜になれば暴走族の連れらの単車のケツに学ランのまま乗って街を徘徊。 警察、学校、親、自分を縛り付ける全てに対して反抗していた自分だった。
子供の頃、親と一緒にテレビを見ていた時に映ったCMに強烈な印象を受けた事を今でも鮮明に覚えている。 金髪で青い目をした白い肌の家族3人が、全く聞いた事もない言語で楽しそうに会話しながら公園で遊んでいる幸せそうな姿。 初めて目にしたアメリカ人。
アニメ、ハンバーガーやシェイク、大きくなるにつれてアメリカに対する好奇心は忘れることなく常に自分の心のどこかにあり、『一体どんな国なのだろう』と、いつの日かそれが憧れへと変化していった。
高校は地元の工業高校へ進む。 今の時代とは違い、その当時の工業系の高校といえば『ろくでなし』が大勢いるという意味で常に県内でもトップクラス。 赤毛の髪に刺繍の入った超短ラン、極太ボンタン、そしてペラペラのカバン。
学校へはお気に入りの『BOOWY』の曲を聴きながら自転車通学。 同じニオイのする他校の生徒とすれ違い様に目と目が合えば、通勤ラッシュの街のド真ん中であろうといきなり殴り合いの喧嘩。 真面目に勉強しているヤツなどごく一部で、大半が雑誌を読んでいるか音楽を聴いているか、寝ているかだ。
皆のタバコの煙で真っ白になる休み時間の教室。 先生が注意しに来ようものならブチ切れた連れらがボコボコに殴り回す。 仲間が他校にやられたと聞けば、主力の奴らがすぐに集まり殴り込みに行く。 時には武勇伝を作る為チンピラ相手に喧嘩した事もあった。 工業系だけあって鉄パイプなどの工具など、武器には困らなかった。 部活にも一応入っていたが、進級・卒業する為だけの理由。
夜になれば暴走族の連れらの単車のケツに学ランのまま乗って街を徘徊。 警察、学校、親、自分を縛り付ける全てに対して反抗していた自分だった。