ピーンポーン

優馬の家に来るのはこれが初めてではない

でも、好きな人の家って何回来ても緊張
する(泣)

不安になりながらも、インターホンを押す
と。

ガチャ

ドアの音とともに優馬が顔を出す。

「入って。」

「おじゃましまーす」

広い家の中を、優馬に続いてトボトボ歩いていると優馬の部屋についた。

「座っていいよ。」

「あっうん。ありがと。」

小さな机の横に座ると、隣に優馬が
座った。

「まだ誰も来てない。」

「まじですか。」

「苦手な教科ある?」

さっそく勉強モードですか・・・

「あー数学ですね」

「あー俺数学は得意だよ。教えようか?」

「本当??!教えて!」

ピーンポーン

「あっ来た」

優馬が席をたつ。