「ちょっとお前こっち来い。真也も。」

「おっおう。」

「俺もー?」

俺は3人を屋上に連れ出した。

「お前さー。あの女になんか、言われてんだろ。」

「なんで知ってんの?」

「いつものお前とは顔が違う。」

「えっそーなの?」

真也はわかっていなかったらしい。

「未羽をいじめるとか殺すとか。俺はそんなの絶対耐えらんないし。未羽を傷つけたくない。俺はなんもできないんだよ・・・」

「本当に未羽が好きなら守るのがふつうだろ?」


「守ってるよ。」

「お前の守り方は間違ってる!近くにいてやれよ!」

「いたいよ!いたいけど」

「あいつに近づかせんなよ。本当に好きなんだろ?」

「好きだよ!でも、近くにいたら!未羽が傷つく!」

「お前は未羽を泣かせたんだぞ!」

「は?」