翔太side

「・・・付き合ってください!」

「・・・ごめん。無理。」

休みの時間に、新田愛に屋上に呼び出された。

どうせ、こんなことだろうと思った。

「なんで?」

「え??あー。好きな奴がいるから。」

「だれ。」

「未羽」

「その子を守るためにも私と付き合った方がいいわよ。」

「・・・は?」

「その子が痛い目にあって欲しくなかったら私とつきあっていってんの。」

「は?何言ってんの。おまえ。」

「もし、その子がいじめされて、不登校になったら?もしかしたら大きな事故も起こるかもね?かわいそうに。」

「やめろ。てめぇ。やったらぶっころすぞ。」

「それを逃れるためには私と付き合えばいいの。」

「未羽に手出したらまじで殺すからな」

「付き合うだけじゃだめ。」

「あと何をしろって言うんだよ。」

「彼カノって感じを出すの!」

「未羽に手出さねぇだろーな。」

「ちゃんとやってくれればねぇ♪」

「チッ」

「早速明日は一緒にかえろーね♪」

「はっ?無理。」

「未羽ちゃんはどーなってもいいんだ」

「チッ」