1年記念だから、一緒に帰ろう?




 そう言ってくれたのは春斗だった。






 2人で教室を出て、冷やかされたりなんかして、





 そこまでは良かったんだ。






 春斗が持っていた私たち2人のプリクラなんかを見たりしたときだった。




 春斗が見知らぬ女の子と2人で写っているプリクラを発見したのは。




 それも先週の日曜日の日付だった。





 あの日は、大事な用があるからって久しぶりの春斗のオフなのに会えなかったのに。












「ほんと、さいってー」


「だから誤解だって言ってるだろ?!」