「で?こんな時間になにしてたわけ?」




そう言いながらタバコを咥えて火をつけてる金髪。


…高校生のくせに。




「見ての通りだけど」




無残にも地面でぐちゃぐちゃになってるお弁当に視線を移す。




「あぁ、夜飯な」




たいして興味もなさそうに。


なんで聞いてきたんだよ。




「じゃあ私帰るから。一応、ありがと…」




お礼は言う。



こいつがどんだけ嫌な奴でも、不良でも


助けてもらったのは事実だし。