「っ!!!!!」




頭を掴まれてる男は痛いのか顔を歪めている。




「なぁ、何してたわけ?」

「すっ、すみませ…」

「あ?」

「すみませんっ!!!」




いつの間にか私の肩から男の手はどかされていた。




「聞こえねーなぁー」




笑いながらそう言う金髪。




別に私に向かって言ってるわけじゃない。





それなのに、なぜかこの男が怖いと思った。