「お、おいっ…こいつオニガミじゃね?」




誰か一人がそう言った。


オニガミ?なにそれ?




「なぁ、俺も混ぜろよ」




いつの間にか目の前まで来ていた金髪は



私の肩をいまだ抱く男の頭を、片手で掴んだ。




「ちょ、まじ本物だって!」

「やべーよ!行くぞ!!」




そう言って次々に逃げてく男たち。




そしてコンビニの前には私と金髪。


それから頭を掴まれてる男だけが残った。