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で、今、生徒会室に居るけど…。
誰も喋れない。
何なの?
「…ねぇ、」
そう言うと皆、肩を揺らす。
「…そんな驚かなくて大丈夫だから。
…何で、私が姫なの?」
別に、他の女の子でも良かったんじゃない?
そう、言うと凪はにっこり笑った。
「他の女の子はね、僕達の顔や地位が目当てなんだよー。
そんな子を、生徒の代表に出来ないでしょー。」
「確かに、そうね。」
私は納得する。
「毎年ねー、生徒会は容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群、家柄で見てるからねー。
どれか、2つが揃っているのと僕達目当てじゃない子が生徒会に入れるんだよー。」