「ゆーちゃーん!」

と、とてつもない速さで走ってくる凪。

可愛い顔して、怖いわ。

そんな事を思っているうちに、凪は目の前。

そして、ギュッと抱き締められる。

「おはよー!昨日ぶりだね、ゆーちゃん!」

「お、おはよう、凪。そうね。」

この子の朝からのテンションの高さは、半端じゃない……。

「おはよう!悠莉!」

「……おはよう、ハル。」

こっちにも、元気な子が居たわ……。

私は、溜め息をつく。

「元気ね……。」