.
ジャンキー(4)
最終的な答えは同じなのね。
重たい目をゆっくり開けると、赤い空が広がった。
「―…」
あたしは…何をしてるんだろう?ここはどこ。
「みかこ?」
不意に名前を呼ばれ、働かない思考のままそちらに目をやる。
赤い世界に入ってきたのは、
「…しゅう…ちゃん?」
逆光になっているが、声が彼のものだった。
頭に触れてる彼の掌。
あまりに心地よくて、再び目を閉じた。
「…。」
ち、ちょっと待てあたし。
「きゃあぁあああぁっ」
目を閉じてから数秒後、あたしはすごい勢いで起き上がり、そのまま後退った。
どうしてあたしはコンクリートの上で寝てたの?
どうしてあたしは彼に膝枕なんてしてもらってたの!?
.
ジャンキー(4)
最終的な答えは同じなのね。
重たい目をゆっくり開けると、赤い空が広がった。
「―…」
あたしは…何をしてるんだろう?ここはどこ。
「みかこ?」
不意に名前を呼ばれ、働かない思考のままそちらに目をやる。
赤い世界に入ってきたのは、
「…しゅう…ちゃん?」
逆光になっているが、声が彼のものだった。
頭に触れてる彼の掌。
あまりに心地よくて、再び目を閉じた。
「…。」
ち、ちょっと待てあたし。
「きゃあぁあああぁっ」
目を閉じてから数秒後、あたしはすごい勢いで起き上がり、そのまま後退った。
どうしてあたしはコンクリートの上で寝てたの?
どうしてあたしは彼に膝枕なんてしてもらってたの!?
.