ぴんぽーん

「はーい!!」

ドアのレンズ越しにいるのは、私の大ッ嫌いなアイツ。
なんでか毎日、毎日、くる。
来ないでよ。。。
出ないでおこう。
あたしは、栗色の髪の毛に茶色のカラコン。化粧はナチュラルに、大人っぽくしてる。(つもり) 
ピアスは両耳2つずつ。
親はいるけど、夜中に帰ってくる。
だからいないも同然。
名前は村田 凪紗。(むらたなぎさ)
学校はエンジョイしてます(笑)
中2です


「なーぎーさーーー!!」

ったく、うるさい

「はーい...」

「俺さ、凪紗が好きなんだけど...」

彼はそう言いながらあたしに抱きついた。

「ちょっ、まって!」

「ごめん...」

あたしが好きって...
なんでだよ...
はぁ...
彼の名前は、岡本 裕太(おかもとゆうた)
学校では、かなり有名人。
女子にも男子にも好かれるやつだ。

でも岡本嫌い。

「おかもっ...」

「な、なんてな!俺が凪紗を好きになると思うか!?」

「だよね、ははは」

絶対笑ってないよ、顔。

帰らせれないじゃん。

「おかもとっ!!あがってかない?酒のも?」

未成年の会話じゃないけどさぁ...

「おう!」

なんで、そんか笑ってるの?やっぱり冗談か

「うまいー♪」

「だな!!」

やば、ちょっと酔ったかも