「…楽しく、なかったんだ。人生がさ…」

「そんな…っ」


それだけかと思ったが…意外と大きい事かもしれない。

海斗が消えて、私は生きる意味を失った。

いつの間にか海斗を生き甲斐にしていた…。


「生まれ変わったら…楽しく過ごせるかなって……あと」

「あと…?」


海斗は深呼吸をしてから話し出した。