「…か、海斗……っ⁉︎」


そこに立っている人物は、あの見慣れた笑顔で私に微笑んだ。


「ごめんね…勝手に死んじゃって…」


夢…?

これは夢なの…?

もう、夢でもなんでもよかった。

…海斗に、また会えた。


「…本当っ…勝手に死んで……ばっかじゃない……っ⁉︎⁉︎」


涙でぐちゃぐちゃの顔で平気なフリをして強がる。


「なんっで……し、死んだのっ…?」


聞いてはいけない事か悩んだけど、聞かずにはいられなかった。

好きな人…だから。


「…聞きたいか?」

「うん…」


これが夢なら、海斗が言う言葉は嘘かもしれない。

でも…これはどうも夢とは思えないのだ。

だからと言って現実だとも思えない。