それからは子供みたいに落ち着かなかった。 「おいこら、綾崎!ちゃんと聞いてるのか?!」 毎日授業中に怒られた。 廊下の壁にぶつかったり、小さな段差で転んだり。 「遥、ニヤケ過ぎ」 ……千秋に気持ち悪いと思われたり。 待ち遠しい日曜日は本当に長くて。 やっと、日曜日がやって来た。