「ぉはよ、美空!!」
「おはよう、悠哉くん♪」
―付き合ってから2週かんも経つと、なれるもんだなぁ
私、
悠哉くんの彼女になったんだよね
つい、頬が緩んでしまう。
「なぁに、ニヤニヤしてんの?いいことでもあったのぉ?」
麗奈ちゃんが聞いてきた。
「実はさ…」
今までのこと、悠哉くんと付き合うきっかけになったこと、全てを話した。
「…と言うわけで、今付き合ってから2週かんも経ったんだ…」
麗奈ちゃんは、口を尖らせて
「むぅ~付き合ってるのは、薄々気付いてたけどさぁ…なんで早く言ってくれなかったのぉ?」
と悲しそうに言った。
「ごめんね。なんかさ、自分から言うのが恥ずかしくて…」
「…わかった。今度からは、隠し事なしだよ?いい?」
「うん!!麗奈ちゃんだぁーい好き。」
麗奈ちゃんに抱きついた。
すると…
「ん、もぉー。美空、可愛すぎるよぅ♪」
私に、抱きつき返す麗奈ちゃん。
―麗奈ちゃんが友達でよかったなぁ

「俺の彼女に触んなよ…」
「え、ちょっ…」
悠哉くんは、麗奈ちゃんから私を引き剥がすと、後ろから抱きついてきた。
「!?」
「そんな、びっくりするなよなぁ…俺、一応美空の彼氏なんだけど…」
すねる悠哉くん。
―悠哉くんがすねてる
か、可愛い~
「ごめんね?」
「ん、美空が可愛いから許す。」
目を細めて笑った。
―やっぱり、
悠哉くんかっこよすぎりよぉ


放課後…
「麗奈ちゃん!!悠哉くん!!ちょっと話があるから、時間いいかな?」
「「いいよ!!」」
2人の声が揃った。