「二人は…運命かもね?」



「はっ?なんだよ、急に」



「きっと、結ばれる運命だったんだよっ」



「あー…そう?」



「うんっ」



ユイは精一杯の笑顔をリュウに向けた。



これで、いい…。



二人の邪魔はしない。



リュウには、幸せでいてほしい。




ユイの決意の向こうで、テレビの中から歓声の声だけが響いていたー。