「あっ…うん、まぁ…」
「そっか?」
「暑いし、ファミレスにでも入る?」
「うんっ」
そしてハルキとユイはすぐそこのファミレスに入る。
ドリンクバーとアイスを頼み一息つくと、ハルキが口を開く。
「あのさ…」
「ん?」
「ごめん…さっきの、ウソ」
「えっ?」
「 話……なんて特に、ホントは愛原に会いたかっただけなんだっ」
「えっ…」
「ほら、海の家にはリュウがいるだろ?だから…外で会いたかった」
「…リュウ…」
そう口にして、ユイのストローを持っていた手が止まる。
ふと、リュウとサクラの姿が浮かんできて、
ユイは眉を下げて、ゆっくり首を振った。