「…謝らないで?私も行きたかったんだから…いいのっ」



「愛原…」



「うんっ」



ユイの笑顔にハルキも少し笑う。



が、ハルキには気になることが。



「あのさ、もう一つ…俺の予想なんだけど…」



「なに?」



「多分…ここにもう一人…」



「えっ…」



ハルキの言った人が誰なのか、
ユイの頭の中で予想がついた時。



ピンポーンと、チャイムが鳴る。



思わずビクッとするユイ。



すると、キッチンから明るい声が聞こえてくる。


「あー俺出るよ~」



「えっ…」



なんで…リュウが?



そしてリュウが玄関に向かい、ドアを開けると。



“ そんなの、分かってた ”



立っていたのは、リュウの彼女。
サクラだった。