ハルキが疑問に思った所に、ユイがプレートを持ってきた。



「はーい、皆どいて~あけてー」



「あーはいはい」



「じゃぁ、材料切ってくるから」



「あっ、いいよ」



「えっ…?」



そう言ってリュウはユイの肩を止める。



「ユイは座ってろ?俺とノブが切ってくるから」


「えっ…でも」



「大丈夫だって、こう見えても料理は苦手じゃねーんだよっ」



「そうじゃなくって…」



「いいから、待ってろ」



そう言ってリュウはノブとキッチンへ。



残されたユイは、ハルキと二人で少し気まづい雰囲気に。



こないだの、園田くんの告白を思い出してしまう…。



そう思って、ユイが黙っていると。



「愛原…こないだは、ごめん…」



「えっ…?なんで園田くんが謝るの?」



「俺が夏祭に誘った時点で、愛原が傷つく可能性は高かった…」



「……っ」



「けど俺…愛原と行けることが嬉しくて、途中まで正直リュウのこと忘れてた…」



「園田くん…」