そして夜。



リュウとノブは買い出しに行き、ユイは家で先に準備する為家に入ろうとする。



すると、家の前に人影が。



「…ん?」



ユイが近づくと、その人は手を上げて挨拶してくる。



「愛原っ」



「園田くん…」



待っていたのはハルキだった。



「園田くん、どうしたの?」



「あのさっ…」



「うん?」



「今度…どっか…」



と、ハルキが言いかけた所で、ユイが口を挟む。


「あっ!そうだっ」



「…えっ?」



「園田くんも家に入って?」



「えっ…!?」



「あのね?今から家でお好み焼きパーティなんだっ」



「お好み焼き…パーティ?」



「うんっ」



「……っ」



「あれ?嫌い?」



「いや…そうじゃなくて、もしかしてそれ提案したの…」



「あっ…」



ユイは少しうつむきながら言う。



「…リュウだよ?」