「おぅ、ハルキっ」
リュウが声をかけると、ハルキと呼ばれる人がユイ達の前に来る。
「おぅ、リュウ」
「おっす、おまえ今日も部活?」
「まぁーな?もうすぐ予選だしな?」
「そっか?そうだ、俺夏休み中ノブとバイトする事になったんだよっ」
「バイト?」
「あぁ、愛原の親が経営する海の家でっ」
そう言ってリュウはユイの肩を掴む。
「ちょっと、離してよっ瀬川」
「…へぇー…?」
ハルキがユイを見る。
「こっちが愛原で、隣が愛原の友達のマリカちゃん」
「どうも、藤堂マリカです」
ペコっと挨拶をするマリカに、ハルキも挨拶をする。
「あっ…ども、俺は園田ハルキ」