「なぁ、愛原っ」
「あっ…なに?」
「あれ、やんない?」
「うんっ」
ハルキの後ろをユイは着いて行き、
二人は射撃などをして楽しむことに。
ユイも楽しい時間を過ごしていき、
少したった所で休憩スペースに座る。
「俺なんか飲み物買って来るよ?」
「あっ、私も行くよっ」
「いいよ、座ってて?」
「うん、ありがとう」
そしてハルキは飲み物を買いに行った。
園田くんって、ホントに優しい。
そう思いながら、ユイがふと周りを見渡すと、すぐ後ろに神社があった。
「あーあれが御神木なんだぁ」
ユイは立ち上がり、木陰から中を覗くと
神社の石段の所に一組のカップルの姿が見えた。
「あっ…誰かいる」
ユイが見ていると、男の方が彼女に笑いかけるように顔を向けた。
「…えっ…」
その人の顔が見えて、ユイはとまどう。