「なんか突然腹がイテーとか言って…」



「そう…なんだ?」



「うん…だから、俺と二人になるけど、イヤだったら…」



ハルキは心配そうな顔でユイを見る。



ハルキの表情に、ユイは眉を下げて笑う。



「園田くんがそんな顔しなくていいよ?私、ホントに夏祭に行きたかったし…」



「…ホントか?」



「うんっ」



「そっか?良かった…」



ハルキは安心したように笑った。



「ふふっ…」



園田くんって、優しい人なんだなぁ。



「じゃぁ…改めて、行こうか?」



「うんっ」



そして二人は、また歩き始める。