「あれ…ハルキじゃん?」



「今、愛原にクリームソーダ持って行かせたっ」



「なんでユイに?」



「ハルキのご指名だよっ」



「あぁー…またか?うちはホステスじゃねーぞ?」



「違うよ、あれは多分何か話しにきたねー」



「…そうなのか?」



「多分なっ?」



ニヤッとしながら言うノブにリュウは、
じっ…と二人を見る。



そしてユイがハルキのテーブルにクリームソーダを置く。



「お待たせしましたっ、クリームソーダです」



「ありがとうっ」



「うん…」



ハルキはユイの瞳を見つめきて、
ユイはとまどって戻ろうとする。



「あっ…じゃぁ…」



「待って、愛原っ」



ハルキはユイの腕を掴む。



「…えっ…」



驚くユイに、慌てて手を離す。



「…悪い」



ユイは無言で首を振る。