「となり、座ってもいい?」



「えっ…?」



ユイが顔を上げると、体から滴る水を落としながらハルキが覗き込んでいた。



「園田くん…どうぞっ」



「サンキュ、藤堂さんは?」



「あっ、ジュース買いに」



「そっか?」



「どうしたの?疲れた?」



「あっ…いや、愛原が一人だと思って…」



ユイの目を見て言ってくるハルキに、ユイはとまどう。



「あっ…えっと…」



どういう意味だろ…?



「と…友達想いだね?あれっ?
私と園田くんは友達なのかな…?」



自分でそう言って、ユイは首を傾げる。



すると、