その時、ユイは誰かの視線に気づく。
「あっ…園田くん?」
「おぅ」
私、また園田くんに見られてた…?
「今日部活は、休み?」
「午前で終わりっ」
「そっか?」
その時。
「ごめんなさ~いっ」
可愛い声の先を振り向くと、ピンクのチェックの水着を着たサクラが、ゴメンのポーズをとりながら走って来た。
「ゴメンっ、遅くなりましたっ」
「全然大丈夫だよ、今みんな集まった所だからっ」
「ホント?良かったぁ~」
リュウの前で笑顔のサクラを見るユイ。
やっぱ…女の子らしい子だな。
すると、サクラがユイ達に気づく。