そして野球部の試合は、あと一歩届かず…残念ながら予選敗退となってしまった。



その試合を見に来ていたユイとマリカ。



球場出口の所で、二人が話す。



「残念でしたわね?」



「うん…」



「それにしても、あの瀬川くんがピッチャーだったなんて、驚きですわ…」



「うん、そだね…」



マリカはユイの表情を見て。



「…なにか、気にかかることでもあるんですの?」



「えっ…?あー…別に?」