そう言われてリュウの方を向くと、すぐに私の頬にキスされた。
「……っ!!?」
驚いた私は頬に手を当てる。
「び…びっくりしたぁー…」
「ははっ」
リュウは少し照れた顔のまま笑った。
「もうっ、からかわないでよ〜」
そう言って、私が頬に当てた手を下げようとした時、その手をリュウに掴まれる。
「……えっ?」
「ウソっ…」
そう言うとリュウは、今度は私の唇にキスをしてきた。
恥ずかしさから、私はすぐに視線をそらす。
「また…不意打ち?」
「うるせーよ」
リュウも照れたままの顔に、私はふっと微笑んだ。
やっぱり…私、リュウが好き、大好き。
ずっと、このまま…こんな風に過ごして行きたいな…。