「おまえ、勝手に不安がってそうだし…」


「うん、ごめん…」


やっぱ…リュウ、優しい。
いつも、助けられてる気がする。


そして私達はまた、テーブル前に座る。


「ねぇ?リュウ」


「ん?」


「リュウって、なんか欲しい物とかあるの?」


「は?なんだよ、急に」


「いや…なんか、あるのかなぁ〜と思って」


「なんかって…うーん……」


リュウは一旦天井を見上げて考える。


「じゃぁ、これでいい」


「えっ…?」