「なに?やっぱり変!?変だよねー」


「いやっ、変じゃねーよ!」


「……へ?」


思わぬリュウの強めの口調に、私は驚いた。


「いや…部屋行こうぜ?」


「うん…」


変ではないのか…。
良かった。


リュウはリビングから、飲み物を持って、一緒に階段を上がる。


「こっち俺の部屋、両手塞がってるから開けてくれる?」


「あっ、うん」


「サンキュ」


リュウの後に、私もリュウの部屋に入った。


リュウの部屋だ…。


思わず、辺りを見渡す。


すると、テーブルに飲み物を置いて、リュウが私の頭をチョップしてきた。


「こらっ、キョロキョロすんなっ」


「った!……ごめん」


リュウにチョップされた所を、私はさすった。