なんで…今日ずっと、ドキドキしっぱなしだよ…。
そう思いながら、私はリュウが貸してくれたTシャツに着替える。
「あっ…なんか、リュウの匂いがする」
って、私変態!?
でも、やっぱりリュウも男の人なんだな…。
けっこう小柄に見えるのに、Tシャツでかくて、ショートパンツがギリギリ見える程度だ。
「これって大丈夫?変じゃないかな?」
鏡を見て、私が首を傾げた時、再びドアがノックされる。
「ユイ?終わった?」
「あっ!ごめん、終わってるっ」
そう言って私がドアを開けると、リュウが入ってきた。
「おぅ、じゃぁ服乾燥機に……」
そう言いかけて、リュウが私から視線をそらす。
「えっ…?リュウ?」
「いや…服乾燥機かけとくな?」
私から受け取った服を、リュウは乾燥機に入れ、ボタンを押した。