「あっ…そっか?」


やばい…意識し過ぎだよ私!


「ここ洗面所、ドライヤーこれだから」


「ありがとう…」


「あと、ちょっと待ってて」


「えっ…?」


リュウはそう言うと、洗面所から離れ二階へ上がって行った。


「なんだろ…?とりあえず、ドライヤーかけるか」


スイッチを入れて、髪をブローする。


ダメだ…まだドキドキが収まらない。


だって、このドライヤーって、いつもリュウが使ってるんだよね…?


すると、扉をノックされ、私はドライヤーを止めると、リュウが扉を開けて私にTシャツを差し出した。


「帰るまで….一応、俺ので悪いけど…」


「……えっ!?」


リュウのTシャツ!?