そう…。



二人にしてはみたけど、ホントのホントは…不安だった。



少し…あの頃の気持ちを思い出した。



だって、二人はホントに恋人同士だったから…。



すると、リュウの手にぎゅっ…と力が入る。



その感触に、ユイがリュウの顔を見上げる。



「ユイが心配するようなことは、なにもないから…でも、話させてくれてありがとな?」



「あっ…うんっ」



リュウの言葉にユイはホッとして微笑んだ。



そうだよね?



リュウは私の彼氏なんだ…。



改めて実感したことに、ユイは一人照れる。