リュウの…少し照れた顔はサンセットのせいなのかな?
それとも…。
そんなことを考えているうちに、リュウが二人の隙間をなくすように座り直す。
「えっ!?なにっ…?」
かなりドキッとしたユイは、思わず離れようとしてしまうが、リュウに手首を掴まれる。
「離れるなって…ちゃんと、おまえの気持ち聞かせろよ…」
「…私…私は…」
すぐ届く距離と、すぐ近くから聞こえる声と、手首からの体温に、ユイはドキドキが止まらないでいた。
「オレのこと…キライなのか?」
「えっ…ううんっ!」
照れながら、ユイは首を振る。
「じゃぁ…好きでもないとか…」
「…あっ…」
ユイは少し切なそうな顔をするリュウを見て、思わず…。