そして公園ではユイがベンチに座り、
ハルキを待っていた。



「ハルキくん…まだかな?」



公園内の時計をチラッと見るユイ。



そこへ、走る足音が響き、ユイが振り向く。



すると、目の前に来た人に驚く。



「…えっ…なんで?」



「ユイっ…オレっ…」



ハァーハァーと息を切らしながら来たリュウに、ユイはドキッとする。



「リュウ…?」



「あれ…?」



リュウは周りを見渡す。



「相手の男は…?」



「えっ?相手の男って?」



「えっ?おまえ男に誘われてここに来たんじゃ?」



「まぁー…男の人だけど、相手はハルキくんだよ?」



「えっ…!?」