「あー良かった!」



そう言ってリュウは二カッと笑った。



「俺、愛原に嫌われてるのかと思ってた」



「なっ…けど、時々言葉に失礼がある時はあるけどね?」



「あはは、それは愛原みたいな女子初めてだからさっ」



「えっ…?私みたいな…って?」



「んー?ガサツ?口が悪い?」



「瀬川マジで叩くよっ!?」



「ははっ、冗談っ」



「…ったく」



「でもさ、ホントに助かってるぜ?バイトさせてもらって」



「…なんで?」



「こういう夏が感じられる所で、バイトしてみたかったんだ俺、楽しい夏休みにしたいんだっ」



そう言ってリュウはまた二カッと笑う。



「……そう?」



「おぅっ」



「…分かった、明日からは普通にする」



「なんだよ?普通って?まぁ…いいや、また明日からもヨロシクなっ?」



「…うん、じゃぁ」



そう言ってユイが、家の中に入ろうとすると。