どうしたんだろう…?



…ううん。




……私の…せいだ……。




「…このまま観覧車が止まらなければ、ずっとユイといられるのに…」



「えっ…?」



「悪い…やっぱり、二人共何も聞かなかったことに…なんて出来ないよな?」



「……っ」



ハルキはユイの顔を見る。



「今日、ユイの様子がおかしいのは…リュウが別れたからだろ?」



「……っ」



「俺も…知ってる」



「ハルキくん…」



そして気づけば観覧車が頂上付近を回っていた。



「俺はいつも…自分のことばかりだよな?」



「…えっ…」



「ユイの気持ち、ここで聞かせて欲しい…たぶん俺もう…待たない方がいいと思う」