海の家の終了まで、あと数日に控えた日。
焼きそばを食べながら、先に休憩しているリュウとノブ。
携帯が鳴り、メールを打ち返信しようといているリュウをじっ…と見るノブ。
メールを打ち終わったリュウがノブの視線に気づく。
「…なんだよ?」
「いや…?サクラちゃんからじゃねーんだと思って…」
「あー…」
リュウはそう言って焼きそばに再度手を伸ばす。
「マジでおまえら、別れたんだな…?」
「…あぁ」
「二人が付き合ってる頃から知ってるから、ちょっと…残念だなぁ」
「………」
「じゃぁ…分かったんだ?ホントに……」
ノブがそう言いかけた時ー。