「うん…あのね?私…ホントに嬉しかった」
「えっ…?」
「私のこと、一番に助けてくれて…そばにいてくれて、ホントに嬉しかったんだ…」
少し照れながら言うユイに、ハルキは目が離せないでいた。
「ユイ……俺も嬉しいよ?」
「えっ…?」
「俺の気持ち、少しは届いたのかなって…」
「ハルキくん…」
「あっ…不謹慎だよな?嬉しいとか…」
ハルキの言葉に首を振るユイ。
そんなユイを見て、ハルキが再び口にする。
「俺はいつでも、ユイの事が一番だから…俺の気持ちは信じてほしい…」
「うん…ありがとう」
彼の…気持ちが嬉しい…。
そして、
自分の中に、彼の言葉が残る様に感じた…。