ノブの視線の先を見ると、食べた食器を親切に持ってきたハルキと視線がぶつかる。



「…ハルキ…」



ハルキはお盆を置いて、「ごちそうさま」とリュウ達に冷静に言って他の部員達と帰って行った。



出て行ったハルキを見て、ノブが口を開く。



「あーぁ、バレちゃった…」



「まぁー…黙ってることじゃねーよっ」



「だな?けど…大人だったなぁ~アイツ、気にしてないのかな?」



「……。」



「まぁ、リュウにはサクラちゃんがいるの知ってるしな?」



「あぁ…」



ノブはそう言ってリュウの肩を叩いた。



ー…。