“ あんまり私なんかに…優しくしないで? ”



「そうだ、俺どうしてユイにあんなこと…?」



とその時、リュウの携帯音が鳴る。



送信者はサクラからだった。



サクラ : 「もう、寝た?」



「………。」



サクラからのメールに、リュウは “ もうすぐ寝る ”と送信し、携帯を置いた。



リュウは頭をかき、窓辺に立つ。



そして、ゆっくりと右肘をさする。



「なんでだろ…?今日は少し…痛いな?」