そして少しして夕飯の支度ができ、四人はご飯を食べることに。



「いただきまーすっ!」



マリカの作ってくれた、ちょっと洋風な食事に手を伸ばす。



「すげー!うまいよっ、マリカちゃんっ」



「ホントだっ、うまっ!」



「ホント…さすがマリカだね?」



「皆さんがそうおっしゃって下さって、私は満足ですわっ」



「いいなぁ~私もいつかこんな料理作れるようになるのかなぁ?」



「大丈夫ですわ、ユイちゃんも好きな人の為に作って差し上げたら、きっと美味しく作れますわっ」



「えっ!?じゃぁ、マリカちゃんは今好きな人いるのっ?」



「それはナイショですわっ」



「マジかよー気になる~」



マリカとノブが話す中、ユイはリュウをチラッと見る。



リュウはご飯を口に運んでいた。




……好きな人の為……。




すると、ユイの視線にリュウが気づく。



「ん?どうした?」



「あっ…ううんっ」



リュウから視線を外し、ユイも手を進める。