「なんかノブくんって、マリカの犬みたいっ」



「ホントだな?ノブはマリカちゃんのこと気に入ってるからな?」



「へぇー?そうなんだ?でも、マリカはな〜」



「まぁーいいじゃん?俺もこれ、差し入れっ」



「なに?線香花火?」



「おぅ」



「なんで~?ドーン!ってヤツがいい!」



「ドーン!はうるさいだろ?だから、これっ」



そう言ってユイの手に花火を手渡すと、
リュウも家の中に上がる。



ユイは少し花火を見つめ、ふっ…と微笑む。



そして、四人で夕食の準備に取りかかることにー。