どう考えても納得がいかなかった。

言葉にできない苛立ちともやもやとした思いに心を支配された俺は、力任せに奏葉の身体をベッドに押し倒して押さえつけた。


「ひゃっ……」

奏葉が俺の下で小さな悲鳴をあげる。

そして、驚いた顔で俺を見上げた。


「何?」

「そんなの絶対認めない……」

俺は奏葉の身体をベッドに押しつけたまま、低い声でそう言った。

目が、射るように強く奏葉を見下ろす。


「は?何訳の分かんないこと――……」
「うるせぇよ」

奏葉がどう思うかなんて考える余裕なんてなくて、彼女の言葉を遮るとほとんど押さえつけるように乱暴に彼女の唇を塞ぐ。


「……!?」

奏葉が声にならない声をあげ、俺の身体を押しのけようともがく。

でも俺は押さえつけた奏葉の身体を離さなかった。