『ステイ零四 消滅事件について』
原因は不明。当ステーションを襲った集団と同一である事から、犯行はそのテロリストであるという説が濃厚。集中的に襲撃されたのはステイ零四のみ。周辺ステーションにも大きな被害があるとの事。
「(原因不明のステーション消滅。人情で考えれば、先にシェルターに非難する母親がいるとは思えない。なら、それに巻き込まれて)」
嫌な想像に頭を振る。少女、リンを悲しませてしまう。そうなってほしくなくて、誰か一人でも生きていてほしくて、こんなに無謀な散策を続けていた。
しかし悠長な人探しはもうじき出来なくなろう。
一昨日入手した情報が、その道の確かなものからだった。
ここに軍隊はもういない。ステイ零四の援護に行ったきり、残った戦力は半分以下、宇宙では一日に何度も交戦しているが戦力は底を突いた。
今は万人を問わない反抗組織(resist・hope)が結成された。
既に昨日、その初戦が繰り広げられ勝利した。
勝利は辛勝、この先また戦闘があったら勝てると限らない。
平和な時間が、終わりを告げようとしている。しかしこの事が幸か不幸か、ある一つの有益な情報へ繋がった。その情報を手に入れた頃には日が暮れて、ショウは帰路についていた。
原因は不明。当ステーションを襲った集団と同一である事から、犯行はそのテロリストであるという説が濃厚。集中的に襲撃されたのはステイ零四のみ。周辺ステーションにも大きな被害があるとの事。
「(原因不明のステーション消滅。人情で考えれば、先にシェルターに非難する母親がいるとは思えない。なら、それに巻き込まれて)」
嫌な想像に頭を振る。少女、リンを悲しませてしまう。そうなってほしくなくて、誰か一人でも生きていてほしくて、こんなに無謀な散策を続けていた。
しかし悠長な人探しはもうじき出来なくなろう。
一昨日入手した情報が、その道の確かなものからだった。
ここに軍隊はもういない。ステイ零四の援護に行ったきり、残った戦力は半分以下、宇宙では一日に何度も交戦しているが戦力は底を突いた。
今は万人を問わない反抗組織(resist・hope)が結成された。
既に昨日、その初戦が繰り広げられ勝利した。
勝利は辛勝、この先また戦闘があったら勝てると限らない。
平和な時間が、終わりを告げようとしている。しかしこの事が幸か不幸か、ある一つの有益な情報へ繋がった。その情報を手に入れた頃には日が暮れて、ショウは帰路についていた。